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まだまだ寒い時期が続きますが、
今年の冬は比較的暖かいので
春もそう遠くはない気がします。


春を表す言葉は沢山ありますが、
その中に「春爛漫」というものがあります。


この「春爛漫」という言葉、
何気なく使われますが、
本当の意味をご存知ですか?


使うのは春だけで、
「夏爛漫」とか「冬爛漫」とは
そんな風には言わないですよね。

一体どうしてなんでしょう。


そこでこの記事では、
「春爛漫」という言葉の意味と、
時期はいつ頃をさすのか、そして、
その使い方についてご紹介します!
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「春爛漫」にはどんな意味があるの?

まず、
「春爛漫」という言葉の意味についてです。


「爛漫」を辞書で調べてみると、


①花が美しく豊かに咲き乱れているさま。
②明らかに輝き出るさま。


という意味があるそうです。


つまり「春爛漫」とは、
光あふれんばかりに春の花たちが咲いている様子
を表す言葉なのです。


夏も秋も花は咲きますが、
「爛漫」には
冬を乗り越えた花たちが一斉に咲く、
という意味合いがある
んですよね。


また、
夏は新緑、秋は紅葉、
こうしたイメージが強いので、
やはり「爛漫」は春の言葉なのです。


つまり、「爛漫」という言葉自体が
春の意味を持っているので、
他の季節では使わないんですね。


ちなみに、
「爛漫」という言葉は
「天真爛漫」という言葉でも使われます。

無邪気で明るい子どもの様子を、
天真爛漫、と言ったりしますね。
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「春爛漫」の時期はいつ頃なの?使い方も解説!

さて、春爛漫の「爛漫」が
春特有の言葉であることはわかりましたが、
一言で春といっても、長いですよね。

「春爛漫」は、いつ頃のことを
指す言葉なのでしょうか?



同時に、この言葉の使い方についても
詳しく見ていきたいところですね。


それらを紐解くカギは、
手紙などで使われる、
日本の伝統的なあいさつにありました。


いわゆる「時候のあいさつ」と言って、
手紙の冒頭で季節の状況に触れる、
日本の美しい文化です。


それによると、
「春爛漫」は4月のあいさつです。


例えば、

春爛漫の候、
皆様お元気でお過ごしのことと存じます。


といった具合に使います。


もちろん、春爛漫という言葉は
手紙以外でも使われています。


4月は入学式や入社式が多く行われますが、
そのあいさつで
「春爛漫の季節」などというふうに
使われることがありますね。


「春爛漫」は花のことだけではなく、
人々の希望に満ち溢れた様子
も表現
しているのです。

余談ですが、
筆者の出身地、秋田には
「爛漫」
という有名な日本酒があります。

私は下戸なので、残念ながら
飲んだことは一度もないのですが、
「爛漫」という、とても華やかなネーミングが
みんなが集まる慶びの席に似合う気がします。
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この記事のまとめ

「春爛漫」という言葉には、
光あふれんばかりに
春の花たちが咲いている様子

といった意味があります。


時期としては4月頃のことを言います。


また、この言葉の使い方としては、
手紙文で、4月の時候のあいさつとして
春爛漫の候」と使うほか、
人々の希望に満ちた様子も表すので、
入学式などのあいさつでもよく使われます。


気温も少しずつ暖かくなっていきますし、
春爛漫という言葉がピッタリな状況を
見る機会もそう遠くはなさそうですね。


それでは、今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!