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夏休みの宿題の中でうっとうしいものと言えば、
やはり読書感想文ではないかと思います。

苦手意識を持たれている中学生の方も多いのでは?


小学生の頃には段落ごとの要約を適当に書いて、
そこに感想をくっつければ済んだかもしれませんが、
中学生でそれをやるのは、さすがに恥ずかしい…

そこで、中学生の方が夏休みの読書感想文で
おすすめの本や書き方のコツをご紹介します。
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中学生の読書感想文。おすすめの本を4冊紹介!


読書感想文で使う本選びのポイントとしては、
自分が興味を持てる内容である事が最も重要です。

現在あなたが夢中になっていることを扱っていたり、
主人公が自分と同年代で共感できる所が多かったり、
身近に感じるテーマを扱った本を選ぶと読みやすく、
読書感想文もスラスラと書けるでしょう。


では、中学生の夏休みの読書感想文において
個人的におすすめしたい本を4冊ご紹介します。

おすすめの本その1:バッテリー

著者:あさの あつこ(詳細と購入はこちらから)


映画やアニメにもなっているベストセラーです。

飛び抜けた才能と絶対的な自信を持つ
ピッチャーの巧と、その巧とバッテリーを組む
キャッチャーの豪の一年間の物語です。

人物の心理描写が細やかなので
登場人物の誰に対しても共感でき、
自己投影ができてしまいます。

なので野球部でなくても面白く読めますし、
もちろん経験者なら、絶対に共感できます。

学校生活や進路選択に悩んでいる中学生の方に
ぜひ読んでほしい、おすすめの本です。

おすすめの本その2:夏の庭

著者:湯本 香樹実(詳細と購入はこちらから)


世界各国でも翻訳出版され、
映画や舞台にもなった名作です。


町外れに暮らす一人の老人を、
少年たちは「観察」することにしました。

人が死ぬその瞬間を見てみたいという
残酷な好奇心からです。


ところが夏休みを迎え、
いつしか「観察」は、老人との世代を超えた
友情へと姿を変えて行きます。


真面目な話かと思いきや、
せりふの言い回しが面白く、
笑える部分もあり。

ラストにはハンカチが必要かも…

おすすめの本その3:キッチン

著者:吉本 ばなな(詳細と購入はこちらから)


唯一の肉親であった祖母を亡くし、
祖母と仲の良かった雄一と
その母(実は父親!)の家に
同居することになった主人公。

一緒に暮らしていくうちに、
二人の優しさに孤独を和ませていきますが…


テーマは重いですが、
それをさわやかに描いています。

登場人物もとても魅力的。


ひらがなが多くやさしく柔らかい文章なので、
中学生でも読みやすいおすすめの1冊です。

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おすすめの本その4:14歳

著者:千原 ジュニア(詳細と購入はこちらから)


現在は人気芸人として
引っ張りだこの著者ですが、
ひきこもりに悩んだ時期がありました。

見えない将来への不安、過ぎていく時間への焦り、
「普通」であることを求める大人たちへの苛立ち。


少年の自分探しの旅を描いた、
ベストセラー小説です。

きっと共感できる部分があるはず。

中学生の読書感想文の書き方のコツを3つ解説!


中学生の読書感想文を書き方のコツとしては、
具体的にどのような事が挙げられるでしょうか。

中学生の方が陥りやすい読書感想文の落とし穴など、
書き方のコツを、以下で3点ほど挙げてみます。

書き方のコツその1:大切なのはあなたの感想


読書感想文を書く際に注意したいのは、
選んだ本の紹介やあらすじ、要約だけで
原稿用紙の文字数を稼がないことです。

本の説明はほとんどいりません。

なぜなら、読書感想文は本の紹介をするのではなく、
その本からあなたがどのような事を思ったのか、
その感想をまとめる課題だからです。

その本をすでに読んだことがある人に向けて
本文を書き進めていくのがコツになります。

書き方のコツその2:書き出しには変化を書こう


あなたの感想文に読み手を引き込む書き方として、
「この本を読んで、私はこう変わりました」
といった事に触れるという方法があります。


「この本で私は、命の大切さを学び、
生きることの素晴らしさを学ぶことができました。」

例えばこのように、あなたがその本を読んで
何が変わったのかを一言で伝えるのがコツになります。


そして、その書き出しについてもう一つ重要な事は、
その体験談こそが、あなたが作成する
読書感想文のテーマになるということです。

書き方のコツその3:テーマは複数ではなく1つに


読書感想文のテーマは1つにしぼりましょう。

途中で脱線したり、とにかくだらだら長く書く、
という事のないようにして下さい。


1つの読書感想文につきテーマを1つ決めて、
後はそれについて、肉付けしていけばOKです。

なお、先程の「書き出し」の場合のテーマは
「命の大切さ」になります。

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この記事のまとめ


今回は、中学生の夏休みの読書感想文において
おすすめの本を4冊ご紹介すると共に、
その書き方のコツについても解説してきました。


読書感想文の本選びのポイントですが、
自分が興味を持てるジャンルである事や、
共感できる登場人物がいる本であるなど、
あなたが身近に感じるものを選ぶとよいでしょう。


また、実際に読書感想文を書くときは、

・その本の紹介や、あらすじを長々と書かない
・自分自身の変化など、読み手を引き込むあらすじを書く
・テーマは1つに決め、それに沿って本文を書く


この3点に気を付けて書くのがコツになります。