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あなたは梅雨明け10日という言葉をご存知ですか?

文字だけを見てみると、梅雨が明けてから10日間のことを指すように感じられますね。


では、この10日間には何か特別な意味があるのでしょうか。


また、梅雨明け10日の時期は熱中症への警戒が必要です。

この時期と熱中症の関係や、事前にできる対策方法についてもご紹介します。
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「梅雨明け10日」の意味とは?


梅雨明け10日」という言葉の意味ですが、先にも述べたように梅雨が明けてから10日間を指しています。

この10日間の気候は太平洋高気圧に覆われ、夏型の安定した状態になることも特徴です。
降水確率もゼロとは言えませんが低い日が続きます。

梅雨明け10日の時期は明確には決まっていませんが、梅雨明けが概ね7月下旬に集中することから、そこから8月上旬までを指して呼ぶことが多いです。主に北は東北から南は沖縄までの地域で使われており、北海道ではあまり使われていない表現です。

梅雨明け10日は熱中症に要注意!その理由とは?


「梅雨明け10日」の時期は、真夏日と同じぐらい熱中症に注意しなければなりません。

でも一体何故なんでしょうか?


その理由ですが、まず第一に夏型で晴れる日が多い天候にあります。

高温の日々が続くことで暑さに耐え切れない人が増えるわけですね。しかも直前までは梅雨で気温が下がっているため、急激に温度変化が生じます。気温自体は低くても、梅雨の時と比べればかなり上昇していることが影響して熱中症にかかる人もいます。


またもう1つの理由が湿度です。

夏型の気候といっても、まだ湿気が残っている関係で、からっとした暑さになることはなく、ジメジメとした環境が続きます。こちらも高温ではなくても熱中症の原因となりますから、知らず知らずのうちに熱中症にかかっていたということも。
熱中症にかかるのは自宅内外を問わないので、室内で冷房にあたっていても注意が必要です。

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梅雨明け10日に備えて今から出来ること


最後に、梅雨明け10日の時期に備えて6月からできる対策をご紹介します。

この時期には温度が急激に変化するので、体を徐々に暑さへ慣れさせることが重要です。
ウォーキングなど軽い運動で構いませんから、汗を流して暑さに慣れましょう。運動することで代謝も良くなりますから、より熱中症に強い体作りができます。ただし、いきなりきつい運動や長時間の野外活動はかえって熱中症にかかりやすくなるので、体が慣れるまでは控えましょう。


水分補給もこまめに行ってください。
特に湿度が高い時は、喉が渇いていなくても定期的に摂取する必要があります。湿度による熱中症は水分補給を忘れてしまっている人がかかりやすいのです。


また、もしも高齢者の方がいる場合は、窓を開けたり冷房をつけるなど周囲の配慮も必要になります。窓を閉め切ったまま昼寝をしていた高齢者が、起きたら気分が悪くなっていて熱中症だったという話は事欠きません。

気温がただ高いだけであれば、暑いから部屋を涼しくしよう、飲み物を摂ろうという気持ちもおきますが、そう感じるほど高温ではなく湿度が高いだけだと、しなくてもいいやという気分になりがちです。湿気によるジメジメとした空気の中で行動することが億劫になる人も多いと思います。本格的な夏が来る前にしっかりと体調を整えましょう。

この記事のまとめ


今回は、梅雨明け10日の意味や熱中症との関係、その対策方法についてご紹介しました。

「梅雨明け10日」とは言葉通り、梅雨が開けてからの10日間を指します。この時期は熱中症への注意が必要になるので、6月の終わりのこの時期から夏の暑さへ体を慣れさせる事が重要です。


梅雨明けの発表を聞いたら、しばらくは暑さにかかわらず空気の入れ替えや水分補給に気をつけてみてください。今の時期ならまだ間に合います。

少しずつ体を暑さへ慣れさせていきましょう!

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