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日本で最も有名な桜の一種でもある山桜


この山桜は樹高が高い桜であることが
特徴で、とても迫力満点の桜です。


この山桜の育て方ですが、
種から苗木、鉢植え、盆栽と
その種別ごとに育て方が異なってくるのです。


この4つの育て方の方法や違いについて
以下でわかりやすくご紹介します。
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山桜を種から育てる方法とは?


まずは山桜を種から育てる方法について。

山桜の種ですが、黒紫色になった成熟果実から
採取する事が可能です。


山桜を種から育てる上では
重要なことが2点あります。


1つ目は種を湿らせておき、2ヶ月間程
10度以下の温度に曝して保存しておくこと。

もう1つは、種の発芽に適した
5~10度という温度を守るということです。


山桜を種から育てる方法は以下の通りです。


まず、上記の方法で保存しておいた種を
12月頃までに庭や畑に撒きます。


すると、雨や日光などの自然の力で
山桜の種は、十分に成長する事が可能になります。

放置状態でもある程度気にしなくて大丈夫です。


気になる方は、剪定時期などを見計らって
手を加えても良いでしょう。

山桜を苗木から育てる場合は?


山桜を苗木から育てる場合ですが、
植え付ける適期としては11月から12月、
又は2月から開花前の時期が最適な時期となります。


具体的な苗木からの育て方について見ていきましょう。

まず、根っこの長さをなるべく揃える為に
極端に長い部分などは切り詰めます。


そして、根っこの広がりよりも
一回りから二回ほど大きい植え穴を掘ります。

掘った穴に肥料を入れ、
掘り上げた際の土を戻すのですが、
その際、根っこを広げ、
根を隣接させないように注意して下さい。


そして遣り水が漏れないように
土で水鉢を作り、水を充分に与え、
水が引き次第、その支柱を取り付けます。

支柱の取り付けが完了すれば
自然の力で立派に成長していきますよ(^^)

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山桜を鉢植えで育てる場合は?


山桜を鉢植えで育てる場合ですが、
植え付けの適期としては上記と同じく11月〜12月、
または2月から開花前の時期で良いでしょう。


鉢植えでの山桜の育て方としては、
7〜8号の鉢を用意し苗木や種を植え付け、
鉢の底から順に、鉢底ネット、大粒か中粒の赤玉土
そして用土を被せます。


用いる肥料は、有機性の固形肥料がおすすめです。


そして日当たりの良い場所に置き、
表土が白っぽく乾いたらたっぷり水遣りをします。

山桜を鉢植えで育てる際は
このように育てる事が最適な方法となるでしょう。

山桜を盆栽として育てる場合は?


山桜を盆栽として育てる際には、2〜3年ごとの
11月〜12月に、大きめの鉢へ植え替える
植え替えが必要となってきます。


ここでのポイントは、毎年行ってはいけない事です。


なぜなら、毎年植え替えを行うと養分が根っこの方へ回り、
肝心の山桜の花が咲きにくくなってしまう為です。

くれぐれも注意して下さい。


山桜の盆栽での育て方について見ていきましょう。


まずは盆栽の置き場所ですが、通年日当たりが良く、
風通しの良い場所へ置く事がおすすめです。


この盆栽は屋外で育てる事が理想ですが、
屋内の場合は日当たりの良い窓際などに置き、
2、3日に1回は屋外へ出してあげましょう。


表土が乾いたら、たっぷり水遣りを行います。

下から水が出てくる位が目安です。


花後は月に一度有機性に固形肥料を与え、
花が果実となる前に摘み取ります。


そして、時期や盆栽の様子を見て
必要であれば剪定を行います。


盆栽での育て方としてはこのような感じになります。

意外と厳難ではないので、
初心者の方も試しやすいかもしれません。

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この記事のまとめ


山桜の様々な育て方について解説していきましたが、
ポイントを抑えれば自身でも桜を楽しむ事が出来ます。


種、苗木、鉢植え、そして盆栽・・


桜好きであれば、
この4つのどれかを是非試していただきたいと思います。


春に花見に行く楽しみももちろん素敵ですが、
自分で栽培して楽しむのも興味深いものです。


それでは、今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!