あなたは白いとうもろこしを食べたことがありますか?
以前は北海道の一部だけで食べられていましたが
最近はメディアの影響もあり、
希少価値の高さと、甘くて生でも食べられる特徴から、
ネットで取り寄せをする人も増えました。
一体どのような品種が人気なのでしょう?
また、黄色いとうもろこしとは
栄養や旬の時期が異なったりするのでしょうか?
白いとうもろこしの栄養やカロリーを初め、
旬の時期や人気の品種について見ていきましょう!
白いとうもろこしの栄養とカロリーは?
「色が白いから栄養も無いんじゃないの?」
私自身、白いとうもろこしを初めて見たとき、
ついついこのような事を思ってしまいました(笑)
実際のところ、白いとうもろこしの栄養価は
黄色いとうもろこしと基本的には変わりません。
なぜなら、
白いとうもろこしも黄色いとうもろこしも、
もともとは同じ仲間だからです。
いわゆる「スイートコーン」と呼ばれる
日本でいちばん馴染みのある品種です。
※参照:とうもろこしの品種について。食用と飼料用の具体例は?
スイートコーンの栄養価としては、
糖分やデンプン質などの炭水化物が主ですが、
タンパク質、ビタミンB1、B2、ビタミンE、
そして食物繊維が豊富に含まれています。
便秘予防にもぴったりですね。
カロリーは100gあたり約92kcalと
野菜の中では比較的高カロリーですので、
食べすぎには注意が必要です。
ですが高カロリーだということは
暑い夏を乗り切るには最適です。
また、とうもろこしの脂質は体に良いとされる
リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸とは、魚類にも含まれている、
血をサラサラにすると言われる油です。
動物性の脂質と違い体内で固まらないので、
血中の中性脂肪やコレステロール値を調節し、
動脈硬化の予防など様々な効果が期待できます。
とうもろこしって万能野菜ですね!
白いとうもろこしの旬の時期はいつ?
では、白いとうもろこしの旬の時期は
いつ頃なのでしょうか。
この旬の時期についても、
黄色いとうもろこしと大きな差はありません。
品種によって旬の時期は多少異なりますが、
九州から本州の南にかけては5月後半〜7月中旬頃で、
本州の北から北海道では7月中旬〜9月中旬頃が収穫時期です。
なので、産地を問わなければ、
6月〜9月中旬頃が旬の時期ということになります。
ちなみに、
生産量がいちばん多いのは北海道です。
白いとうもろこしは栽培がとても難しく、
黄色いとうもろこしの花粉が混ざらないよう、
隔離して育てなければいけません。
花粉が風に運ばれる距離は300m以上なので、
その手間は大変なものです。
そのため、一時期は生産農家がほとんどおらず、
「幻のとうもろこし」と呼ばれていました。
近年では人気の増加にともなって、
千葉県や茨城県などで生産されるようになりましたが、
希少価値の高い品種である事に変わりはありません。
白いとうもろこしの種類について。人気の品種は?
さて、この白いとうもろこしですが
正式には「シルバーコーン」(白粒種)
又は「シルバーハニーバンタム」と呼ばれます。
そして、このシルバーコーンには
いくつかの品種があります。
いちばん有名なのは「ピュアホワイト」です。
ピュアホワイトはたいへん甘く、
メロンと同等かそれ以上の糖度を持っています。
粒の皮も軟らかく食感もジューシーです。
純白系の真っ白な姿が美しいのは
「ホワイトレディー」と呼ばれる品種です。
美白が自慢のシルバーコーンです。
濃厚な甘みが特徴で、
ミルクのような白い果汁で
まろやかな風味が楽しめるのが特徴です。
一方、シルバーコーンには珍しく
クリーム色(バニラ色)をしているのは
「バニラッシュ」と呼ばれる品種です。
甘みが強く粒皮も軟らかいので、
とてもジューシーな事で知られています。
ただし、バニラッシュはピュアホワイトと同じく、
生産が難しいので数に限りがあり、
希少価値が高い事でも知られています。
粒が全て光沢のあるパールホワイトなのは
「ルーシー90」と呼ばれる品種です。
良質な強い甘みがあり、
穂先の詰まりや粒列の揃いが良いので、
見栄えが良く市場でも人気の品種となっています。
この記事のまとめ
白いとうもろこしの栄養は
炭水化物、タンパク質、ビタミンB1・B2・E、食物繊維などで、
基本的に黄色いとうもろこしと大差はありません。
脂質は、体に良い不飽和脂肪酸です。
カロリーは、100gあたり約92kcalと高く、
暑い夏を乗り切るのに適していると言えます。
旬の時期は6月から9月中旬頃です。
白いとうもろこしは、正式には「シルバーコーン」と言い、
人気の品種としてはピュアホワイト、ホワイトレディー、
バニラッシ、ルーシー90などがあります。
白いとうもろこしは人気が高い事から希少価値が高いため
この夏、食べる機会があればぜひ食してみたいですね。
また、以下の記事では白いとうもろこしの保存方法や
ゆで方、食べ方について解説しているので、
興味があれば一度ご覧になってみて下さい。
※参照:白いとうもろこしの茹で方や食べ方、保存方法について
ホワイトとうもろこしですが、東急ストア二子玉川ライズ店で1本258円で売っていました。
試しに買って、食べてみましたが、黄色いとうもろこしより、上品な甘さで、とても美味しかったです。
私は、ホワイトとうもろこしの方が好きです。