s_metubomi

先日子どもと散歩をしていたら、
桜が咲きそうになっていたので、
「桜の芽が出てきたね」と言ったら、

芽とつぼみってどう違うの?

と聞かれました。


うっ…
答えられない…。


皆さんはわかりますか?


そこで今回は、
芽とつぼみの違いについて調べてみました。


さらに、つぼみの3つの漢字の意味の違いなど、
それぞれについての豆知識もご紹介します!
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芽とつぼみの違いについて解説してみた

芽とつぼみはどう違うのでしょう。


それぞれを辞書で調べてみました。


芽:
草木の、種や茎や枝から出て、
やがて新しい茎・葉・花になるもの。

つぼみ:
花のまだ開かないうちのもの。


なるほど!


つぼみは、これから花になるものだけを
指す言葉なんだけど、
芽は、これから花になるものや、
茎になるもの、葉になるもの全てを指すのですね。


ということは、
「芽」に「つぼみ」も含まれている
ということですね。


ふだん意識せずに使い分けていましたが、
改めて調べてみると、納得です。
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そもそも「芽」ってどういうものなの?

」について、さらに詳しく調べてみます。


植物学においては、「芽」は通常、
未発達の枝のことを指すようです。


茎の先端か、幹(枝の元)と葉の間に発生します。

芽はすぐに新しい枝になることもありますし、
冬や乾燥の季節などに備えて、
休眠状態に入る場合もあります。


冬前に作られる休眠のための芽を
冬芽(ふゆめ、とうが)」と言います。

こちらの記事にもある通り、
花芽(はなめ、かが)」という言葉もありますが、
これは芽のうち、花となるものを指します。


また、
葉芽(ようが)」という言葉もあります。

これは茎や葉となる芽のことで、
一般に花芽より細いです。


以上は植物学における「芽」のお話でしたが、


「芽」には「物事のはじまる最初の動き
という意味もあります。

「自立心が芽生える」などと言いますよね。

「つぼみ」についても詳しく解説!

対して「つぼみ」は、
花になると決まっています。

まだ開いていない状態の花のことです。


比喩的に、

まだ一人前ではないけれど、
将来に希望を感じさせるもの


といった意味もあるので、
曲のタイトルにもよく用いられます。


コブクロの「蕾」はヒット曲ですね!

悲しみを乗り越えて、
夢に向かっていこうというメッセージが、
「蕾」のイメージとマッチしています。


ところで、
「つぼみ」という漢字は3種類あり、
それぞれの意味も異なる
のですがご存知ですか?

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蕾、莟、蓓の3つです。


それぞれの漢字は、

「蕾」は咲く寸前のつぼみ
「莟」は硬いつぼみ
「蓓」はふっくらとしたつぼみ

を意味するそうです。


つぼみにもいろいろあるんですね!


また、食べられるつぼみもありますよ。


ブロッコリーやカリフラワー
実はつぼみなんです。

あまり知られていませんが、
みょうが」もつぼみです。



では芽キャベツは?


芽でしょうか?

それともつぼみでしょうか?






正解はです。


という事は、芽キャベツのつぼみは
他にあるということになりますね。



芽キャベツのつぼみ
これまで見たことがありますか?

芽キャベツ自体は、側芽(そくが)
または脇芽(わきめ)と言って、
葉の付け根に発生しそれがいくつもできて
茎をびっしりと覆います。


その一方で、
つぼみはその茎の頂点にできて、
花が咲きます。


気になる方は、ぜひ
「芽キャベツ 花 画像」
と検索して見てみて下さい!

この記事のまとめ

」とは、これから茎や葉や
花になるものを表す言葉ですが、
そのうち、これから花になるものを
特別に「つぼみ」と呼んだりします。


また、
それぞれの言葉の意味を更に紐解いていくと、


芽:
物事のはじまる最初の動き

つぼみ:
まだ一人前ではないけれど、将来に希望を感じさせるもの


といった意味が含まれている事がわかります。


まだまだ寒い時期も続きますが、
春になって芽やつぼみを見つけた際には、
こうした意味合いについて考えてみるのも
趣があっていいかもしれませんね。


それでは、今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!