s_kousa
近年、「PM2,5」と呼ばれる
大気汚染物質が話題になっていますね。

中国から飛んでくる、
何だかよくわからない
とんでもなく恐ろしい物質…

以前、春になると騒がれるのは「黄砂」でした。
そういえば最近あまりきかなくなったような…


いえいえ!

PM2,5は、黄砂に付着してやってくるんですよ。
黄砂が飛んで来れば、
PM2,5も飛んで来る。

つら~い花粉症とも関係があるらしい。

でも実際のところはあまりよく知らない…


そこで今回は、「黄砂」について、
どこから飛んでくるのかはもちろん、
人体や家畜に与える影響もふくめて
調べてみました!

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黄砂ってどこから飛んでくるの?

そもそも黄砂って、一体
どこから飛んでくるのでしょうか。


黄砂の発生元ですが、主に、
日本の西側に位置する砂漠です。

タクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原。
いずれも中国です。


とても広大で、3つ合わせると
日本の国土の約5倍もの面積があります。

その砂が、
強風によって空高く巻き上げられ、
偏西風に乗って日本へやってきます。


偏西風…小学校の地理で習いましたね?

西向きの風で、一年中吹いていますが、
特に春は風速が強く、また高度も高いので
「ジェット気流」と呼ばれます。


この非常に強い風が、
日本に大量の黄砂を
運んできてしまうわけです。


とんでもない話ですね。


日本列島くんが黄色い砂煙に覆われて、
ゴホゴホと咳込む姿が想像できます。


なんせ相手がデカい。
どうしようもありません。


しかしこう書くと、
黄砂は自然現象にすぎないと
思ってしまいますね。



ですが、現代では人間も
黄砂の原因を作っています。


過放牧や農地転換による森林の減少、
土地の劣化、砂漠化などによって、
被害がより広がっているのです。

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黄砂が人体に与える影響とは?

では問題の、
黄砂が人体に与える影響についても
調べてみましょう。


黄砂を吸い込むと、
花粉症や、アレルギー、
喘息などの症状が悪化
します。

黄砂に付着している
微生物(細菌やカビなど)の影響です。


また、脳梗塞を起こす危険性もあります。

黄砂は非常に小さい
(スギ花粉>黄砂>PM2,5)ので、
肺の奥や血管にまで入り込みます。

そして、血管内でつまると
脳梗塞を引き起こします。


また、皮膚に付きやすいので皮膚病や、
眼の中にもはいる可能性があるので
眼病も引き起こす可能性があります。

恐ろしいですね…
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黄砂が家畜に与える影響も解説!

では、黄砂が牛や豚、鶏などの
家畜に与える影響はどうでしょうか。

人間は、黄砂対策として
マスクをしたり、窓を閉めたり、
空気清浄機を使うことができますね。


しかし家畜はそれができないので、
黄砂の影響をモロに受けます。

結果、喘息の発作を繰り返し、
死んでしまう家畜が、
韓国では多く発生しているそうです。


韓国は日本と同じく
黄砂の被害を受けている国ですが、
韓国の方が中国から近いので
多大な影響が出ています。



しかしこのまま黄砂の被害が広がれば、
日本もいつ、韓国のような事態に
なるかわかりません。


そして家畜に起こっていることが、
いずれ人間にも起こる日が
きてしまうかもしれないのです。

まとめ:黄砂について


黄砂がどこから飛んでくるのかと言うと、
タクラマカン砂漠やゴビ砂漠、
黄土高原などの中国の砂漠で発生し
偏西風に乗って日本へ飛んできます。


黄砂は非常に小さいので、
人体へ与える影響も多々あります。

肺や血管などに入り込み、
呼吸器や循環器に悪影響を与えたり、
皮膚病や眼病の原因となる可能性もあります。


また、家畜に対する影響が多いことも同じで、
韓国では、黄砂によって喘息を発生した家畜が
大量に亡くなっているケースも発生しています。


黄砂って洗濯物や車に
降り積もって迷惑だなぁ…

確かにそれもありますが、
それだけでは済まされないのです。


私たちは、黄砂に対して
もっと危機感を持ったほうが
いいのかもしれません。