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あなたは紫君子蘭と呼ばれる植物をご存知ですか?

少し変わった名前をしていますから、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。


その一方で、6月から7月の誕生花としても知られているので、開花の時期を待ち望んでいる方も少なからずいると思います。

「紫君子蘭」という名前の由来をはじめ、その花言葉や原産地についてご紹介します。
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「紫君子蘭」という名前の由来って?


紫君子蘭は読みを「むさらきくんしらん」と言い、学名をアガパンサスと言います。ユリ科に属する多年草で、夏に小百合のような花を咲かせてくれます。


「紫君子蘭」という名前の由来ですが、花が君子蘭というヒガンバナ科の花に似ていることや、色が紫色であることからその名がつけられました。


こちらが「君子蘭」という花です。


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花の形がかなり似ている気がしませんか?


ただ、「紫君子蘭」という名前は、あくまで見た目が「君子蘭」に似ていることから付けられた名前であり、この花との生物的な繋がりはありません。
同じヒガンバナ科という点は共通してますけどね。


一方で、紫君子蘭の別名である「アガパンサス」の名前の由来は、ギリシャ語でを意味するagape(アガペー)と、を意味するanthos(アンサス)に由来します。

愛の花」なんてお洒落な名前ですね。


ただ、以下でご紹介する紫君子蘭の花言葉は、この「愛の花」という名前にピッタリ。

詳しく見ていきましょう。

紫君子蘭の花言葉は「愛」がキーワード!?


紫君子蘭の花言葉についても見ていきましょう。


紫君子蘭は6月29日の誕生花として知られており、花言葉には以下の様な意味があります。

・恋の訪れ
・愛しい人
・知的な装い
・誠実な愛
・優しい気持ち
・ラブレター



先ほど述べた通り、紫君子蘭の花言葉には、別名であるアガパンサスの名前の由来となった「愛の花」に関連した言葉が多いようですね。


紫君子蘭は、文字通り好きな相手に贈ることでラブレターの役割を果たす植物です。
他には実直」という花言葉も備えているので、浮気をしない誠実な愛という意味を含めることもできます。また青や白、紫という色合いから、知的な装いという花言葉も持っています。通常、愛しい人に思いを告げるならバラというイメージがありましたが、紫君子蘭も負けてはいませんね。バラは色合いによって様々な花言葉があるため、花言葉をよく知らないと間違える心配もありますが、紫君子蘭はその心配がないのもポイントです。


なお、紫君子蘭を誕生花とする日は6月29日以外にもあります。
6月11日、27日、7月3日、8月22日などが該当します。もしあなたの好きな人の誕生日が夏であるなら、紫君子蘭をバースデープレゼントに贈るのもオススメです。6月はジューンブライドもありますから、結婚式の花束に一輪添えるのも良いかもしれませんね。

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原産地を探れば紫君子蘭の強さが見えてくる!?


この紫君子蘭ですが、原産地はどこなのでしょうか。

この花の原産地は南アフリカで、日本へは明治時代に渡来しました。
英名をAfrican lily(アフリカンリリー)と呼ぶのはそれが由来です。


南アフリカにはアガパンサス属の植物が他にも10種ほど生息しており、漏斗状の花弁をたくさんつける特徴が共通しています。先述した「君子蘭」の花も南アフリカを原産地としている点では共通しています。

紫君子蘭の特徴として、砂漠や熱帯というイメージが強いアフリカでも育つ丈夫な球根植物であり、害虫などが寄り付かない特性を持っており、栽培もしやすいという点が挙げられます。掘り上げる手間もないので、園芸の初心者が育てる花としても適していると思いますよ。


なお、以下の記事では紫君子蘭(アガパンサス)の育て方について解説しているので、興味があれば一度ご覧になってみて下さいね。

※参照:アガパンサスの育て方を2通りご紹介。花が咲かない理由は?

この記事のまとめ


紫君子蘭という名前の由来やその花言葉、原産地についてご紹介しました。

「紫君子蘭」という名前より、むしろ別名であるアガパンサスの「愛の花」という由来を紐解いた方が、この花の魅力がより分かるのではないかと思います。
南アフリカを原産地とするこの花は栽培もしやすく、害虫にも強いのが特徴です。


自分で育てた紫君子蘭を愛しい相手にプレゼントするというのも洒落ていますね。

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