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梅雨も終わりに近づき、本格的に夏がやってきます。
夏になると深夜でも寝苦しい「熱帯夜」が続きますね。


とはいえこの熱帯夜とはどうして起こるのでしょう。
単に気温が下がらないだけなのでしょうか?


そこで、熱帯夜の意味やいつまで続くのかについて紹介します。
対策方法についても見ていきましょう!
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熱帯夜ってどういう意味?発生する原因とは?


そもそも「熱帯夜」ってどういう意味がある言葉なのでしょうか。

熱帯夜という言葉は日本の気象用語です。

気象庁が決めた定義によれば、夕方から翌朝までの最低気温が25度を下回らない状態という意味が熱帯夜にはあります。夕方や翌朝という言葉になっているのは、気象庁でも具体的な時間を定義していないためです。その為、どの時間を指していうのかによっては熱帯夜であったか否かの意見が分かれることもあります。


また、熱帯夜がおこる原因とは何なのでしょうか。

熱帯夜を表す、夕方から翌朝までの気温が25度を下回らない現象が起こる背景としては、日中の太陽光の熱が関わってきます。地面や建物がこの太陽光の熱を吸収して放出するのですが、この放出には時間がかかる事があるのです。場合によっては夕方まで放出が終わらない事も…。

結果として、放出された熱によって気温が上昇し、気温が25度以上になるという仕組みになっているのが、熱帯夜が起こる原因という事になる訳です。

すなわち、太陽光は降り注いで終わりではないと言えそうですね。多くの物質にその熱を吸収させています。物質の持つ基本的な性質ですから、簡単に取り除くことが出来ないのです。

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熱帯夜はいつまで続く?その対策方法について!


それでは、この熱帯夜はいつまで続く現象なのでしょうか。

これは地域によって異なるので一概に言えないのですが、東京や大阪では夏間の30日から40日程続くとされています。また、南方であればその分気温も高く、熱帯夜になりやすくなっており、沖縄では100日になることもあります。


熱帯夜の時期を過ごす対策方法についても見ていきましょう。

まず寝るための体作りをしましょう。お風呂はしっかり浴槽に浸かって汗を流してください。体を温めることは体温を下げる準備にもなるので、シャワーで流すだけより就寝には効果的です。

また、ストレッチで身体の緊張を解いてリラックスするのも大切です。就寝直前にパソコンやゲームなどをしているとかえって寝付けなくなるので注意してください。体が寝れる状態になっても、気温が快適ではないと寝苦しいですね。ケチケチせず、エアコンなどでしっかり温度調節をしてください。タイマーを設定するなら寝る直前に、2時間設定がベストですよ。タイマー設定の少し前から付けて、快適な状態にしておきましょう。

また、どうしても寝付けないのであればエアコンをつけっぱなしにするのも1つの手です。もちろん温度は28度にしてください。28度が暑いと感じる場合は、扇風機をタイマー設定してつかいましょう。風で体感温度を下げ、28度に慣らすんです。

他には、枕や首元に保冷剤をあてるのも効果的です。
直接肌に当てると冷えすぎてしまうので、タオルなどでカバーするのがポイントですね。

※参照:保冷剤を売ってる場所はどこ?持ち時間を増やす方法も解説!

この記事のまとめ


熱帯夜の意味や発生する原因、その対策方法についてご紹介しました。

夕方~翌朝の最低気温が25度を下回らないこの現象がいつまで続くのかは地域によって異なりますが、東京や大坂では夏場の1ヶ月ほどは続くと見られています。

熱帯夜自体をなくすという技術は今のところありませんから、我慢せずにしっかりと対策をしたい所ですね。

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