夏休みになると学校や町内会などでラジオ体操を行った経験、ありますか?
ラジオで流れているので実は毎日できるわけですが、参加してスタンプを押してもらってという夏休みのイメージが強いですね。
子供の頃行ったラジオ体操は第一と第二がメインでしたが、この2つは目的や対象としている年齢層、消費カロリーが異なります。
一体どういう事なのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。
ラジオ体操第一について
まずはラジオ体操第一について、軽く振り返ってみましょう。
(動画はこちらから)
ラジオ第一には、全部で以下の13科目がありますね。
・のびの運動
・腕を振ってあしをまげのばす運動
・腕をまわす運動
・胸をそらす運動
・からだを横にまげる運動
・からだを前後にまげる運動
・からだをねじる運動
・腕を上下にのばす運動
・からだを斜め下にまげて胸をそらす運動
・からだをまわす運動
・両あしでとぶ運動
・(再び)腕を振ってあしをまげのばす運動
・深呼吸の運動
なお、現在行われている体操は3代目で、これまでに2回様変わりしています。
最初に制定されたのは1951年で、この年の5月6日からラジオで放送が開始されています。
老若男女と問わずに行えるスタイルが特徴と言えそうですね。
※参照:ラジオ体操は仕事に効果がある?データや論文が示す調査結果とは!
※参照:ラジオ体操の効果は時間によって変わる?朝、昼、夕方、夜を比べてみた
ラジオ体操第二について
ラジオ第二も第一と同じく3代目の体操が現在行われています。
最初の放送は1952年6月16日と第一より少し遅いですね。
(動画はこちらから)
科目ですが、第一と同じく以下の13項目があります。
・全身をゆする運動
・腕とあしをまげのばす運動
・腕を前から開いてまわす運動
・胸をそらす運動
・からだを横にまげる運動
・からだを前後にまげる運動
・からだをねじる運動
・片あしとびとかけ足あしぶみ運動
・からだをねじりそらせて斜め下にまげる運動
・からだを倒す運動
・両あしでとぶ運動
・腕を振ってあしをまげのばす運動
・深呼吸の運動
このラジオ体操第二は、もともと職場での運動として作られました。そのため小さい子供や高齢者には辛いものもあり、小学校などでは第一のみを行うことも多いです。
ラジオ体操第一と第二の違いとは?
ラジオ体操というと第一と第二がともに有名ですが、その違いはどこにあるのでしょうか。
まずは言うまでもなく運動内容が異なります。第一は比較的簡単な動作が多いので、高齢者や小さなお子さんでも一緒に楽しむことができるんです。一方第二は第一に比べると複雑な動きになっているものが多く、高齢者には辛い運動もあります。
言い換えると、ラジオ体操第一の方は体をほぐす事を目的としており、主な対象も子どもや高齢者を含めたあらゆる年齢層になっていると言えます。一方の第二は筋力を付ける事が目的となっていて、対象も大人を想定している点が第一と異なるといえますね。
それ故に消費カロリーも異なります。
ラジオ体操第一を行った場合の消費カロリーは約12キロカロリーで、第二まで続けて行った場合の消費カロリーは25キロカロリーから30キロカロリーとされますから、第二のみ行った場合の消費カロリーは13から18キロカロリーということになりますね。
行為が複雑な分、消費カロリーも第二の方が多く費やすと言えそうですね。
この記事のまとめ
ラジオ体操第一とラジオ体操第二について軽く振り返ると共に、その目的や対象としている層、消費カロリーなどをご紹介しました。
もう一度軽くまとめると、
・第一:体をほぐす事が目的、あらゆる層が対象、12キロカロリーを消費
・第二:筋力をつける事が目的、対象は大人、13〜18キロカロリーを消費
このようになります。
目的などによっては、最初から第二のみを行うといった選択肢も考えられそうですね。
なお、ラジオ体操には実は「第三」「第四」「第五」と言われるものまであるんです(笑)以下の記事ではこれらについて解説しているので、興味があれば一度ご覧になってみて下さいね。
※参照:ラジオ体操には第三、第四、第五がある!?それぞれの違いは?【動画あり】