お月見とうさぎやススキ、団子って何の関係があるのかご存知ですか?
日本には、昔からたくさんの風習(その土地に伝わる生活や行事)がありますね。
とても素敵な風習だから、知らなかった人は今年の秋はお月見してみては・・・
お月見をしてみたくなるような記事にしますね。
Contents
お月見の由来について子供向けにわかりやすく解説!
お月見を行う時期は、9月初旬から10月初旬の秋ですね。
秋は色んな農作物のとれる時期。
食べるものがないと、皆、おなかがすいて困っちゃうよね。
そこで、食べ物がたくさんできるようにお祈りをして感謝をしました。そのなかのひとつがお米で、昔の日本人にとっては、このお米の出来・不出来はとても重要な事でした。
昔は電気などなかったから、畑とかで夜遅くまで農作業をするときにお月様の明かりは、大きな助けになり、そのため、感謝をしました。この行事がお月見の由来になっています。
あと、昔から日本人は月を眺めて楽しむ習慣があり、秋の月は、一年のなか最も美しいとも言われていたようで、それが、お月見につながっているとも考えられています。
子供も大人も一緒に感謝してお月見をする姿は美しいですね。
お月見におけるうさぎの由来を子供向け解説
お月見といえば「うさぎさん」のことをイメージされる方もいると思いますが、なんでお月見とうさぎさんが関係あるんでしょうか…?
これについては、月の影がうさぎさんに見えることから「お月見といえばうさぎ」となったと言われています。
また、インドのジャータカ神話が由来になっているというお話もあります。
このお話を、↓↓で子供向けにわかりやすくご紹介します。
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むかしむかし、ある所にさる、きつね、そしてうさぎさんがいました。
この三匹はある日、「おなかがすいて歩けない…」と言っているおじいさんに出会います。
このおじいさんを助けようと思った三匹の動物。さるは木にのぼって木の実を採ってきて、きつねは川から魚を採ってきたのですが、うさぎさんだけ何も持ってくることが出来ませんでした。
自分がなにもできないと悩んだうさぎさん。
困ったおじいさんをどうしても助けたいと思ったうさぎさんは、なんと、さるときつねに火をつけてもらって、「自分を食べてください!」と言って火の中にとびこみます!
これを見たおじいさん。じつは神さまが化けたすがたでした。
うさぎさんの気持ちをずっと伝えたいと思った神さまは、月にうさぎさんの影をのこした…と言われています。
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お月見におけるうさぎさんの由来は色々あるのですが、お月見をしながらうさぎさんを思い浮かべるのも楽しそうですね。
お月見におけるススキの由来って?
また、お月見というと「ススキ」を思いうかべる方もいるかもしれません。
お月見とススキの由来についてご紹介します。
ススキを飾るのはお米に似ているからで、本物の稲穂を供えることもあるそうです。
これも収穫を感謝するために供えたようです。
また、ススキには「魔よけ」の意味もあったそうで、ススキを飾ることで病気をしないと伝えられていた地域もあったそうです。
昔の人は、常に感謝の気持ちを忘れず生活していたのですね。
お月見における団子の由来って?
お月見をすると、よくお団子を食べますよね。
お月見とお団子の由来って知ってますか?
「お月見といえばお団子」になったそもそもの由来は、収穫がたくさんあった場合、感謝をこめてお月様にお供えをしたことがきっかけなのだそうです。
形が真ん丸になっているのは、月の形によく似るためといった目的があると言われています。
また、お供えするお団子の数が15個なのは、十五夜にちなんでいると言われています。
うさぎさんにも食べさせてあげたいですよね。
この記事のまとめ
今回は、お月見の由来を子供向けにご紹介しました。
お月見とうさぎ、ススキ、お団子の由来についても見ていきましたね。
しかし最近、めっきり「お月見」の風習がなくなった気がします。
なんだか淋しいですね。
大人から子供へ語り継がれる、様々な風習はなくしたくないです。
今年の秋は家族そろって「お月見」をしてみてはいかがでしょうか。