s_zansetu

最近では天気予報でも
雪だるまのマークがチラホラと
見られるようになってきましたね。


雪は降っているときは
美しく幻想的で良いのですが、
困るのは降った後。

雨が降ったり踏み固められたりして
路面がカチカチに凍ったり、
車が通る部分は溶けているけど、
両脇の歩道には溶け残りが
積み上げられてしまっている…


いわゆる残雪ですね。


どのような処理方法があるのか
わかりやすく解説していきます。

また、残雪を題材にした和歌や
この言葉の別名についても
調べてまとめてみました!

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残雪の処理方法について解説!

残雪の処理方法は非常に厄介で、
積雪量の多い地方・少ない地方などによって
処理方法には違いが見られます。

また、車を運転する人、
あるいは運転しない人によっても
残雪の処理方法についての
見解は分かれるようです。


ただ一つ言えるのは、
家の前や道路脇の雪かきをして、
その雪を道路に捨てるという行為は
危険である
ということです。


日当たりの良い道路に捨てて
残雪を早く溶かすという考えや、
車に踏み固めてもらったほうが早い・・

という考えで行うケースもあるようですが、
道路を雪でデコボコさせたり、
氷のかたまりをばらまかれては、
ドライバーにとってはたまったものではありません。

道路状況の悪化は、重大な交通事故を
招く恐れがありますからね・・・


では残雪は
どのように処理をしたら良いのでしょう。

ポイントは溶かすことです。


しかし、雪は白いので
日光を反射してしまい溶けにくいです。


そこで、黒いビニール袋に入れると、
熱を集めるので早く溶けます。


またはビニールシートをかぶせてもOKです。


黒がいちばん効果的ですが、
なければ白以外の他の色でも
ある程度の効果は期待できます。


ちょっと手間はかかるかもしれませんが、
残雪の処理方法については、これが最も
ローコストで安全な方法のようです。
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「残雪」という言葉の別名とは?

では次に、
「残雪」という言葉の別名について
解説したいと思います。


残雪という言葉の別名には、

万年雪(まんねんゆき)
根雪(ねゆき)

があります。

どれも「消えずに残っている雪
という意味をもちます。


使い分けとしては、


・残雪:主に高い山の雪のこと
・万年雪:残雪と同じ
・根雪:北国で地上に溶け残った雪


それぞれこういった意味があります。


そういえば、富士山のてっぺんを
うっすら白くしている雪を
「万年雪」
と言うことがありますね!
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残雪を詠んだ俳句をご紹介!

非常に厄介な残雪ですが、
その一方で、残雪は俳句の世界
春の季語になっている事でも知られています。

そのどことなくはかない響きが
たくさんの歌に登場します。


ですので、最後にちょっぴり風流な
和歌や俳句の話をしましょう!


有名なものをいくつかご紹介します。


残雪や ごうごうと吹く 松の風

これは江戸時代の俳人、
村上鬼城の代表的な俳句です。


松に当たる風がごうごうと音をたてている。
その背景には、
残雪をいただいた山が春を待っているようだ。
という意味です。


かの大作家、芥川龍之介も、
こんな句を詠んでいます。


残雪や 小笹にまじる 竜の髭



竜の髭というのは植物です。

まだ残っている雪の中に、
冬でも緑を失わない小さい笹が
自己主張しています。


そしてその中に、
より緑の濃い竜の髭が混ざっている。

春の訪れとともに、
小さき者の、ひたむきに生きようとする
生命力を感じる句です。


「残雪」と言うと、ただ雪と言うより、
どこかセンチメンタルな雰囲気が
漂うから不思議ですね。

まとめ:残雪について

残雪とは消えずに残っている雪のことです。

その処理方法としていちばん良いのは、
黒いビニール袋をかぶせて溶かす方法です。
道路に捨ててはいけません。


また、残雪は春の季語になっており、
たくさんの俳句に詠まれています。

この記事では村上鬼城や芥川龍之介の
作品を例にあげてご紹介してきました。


そして、残雪の別名としては
万年雪(まんねんゆき)根雪(ねゆき)
といったものがあります。


まだまだ寒い日が続きますが、
今のうちから、残雪の処理方法についても
事前に調べておくのもいいかもしれませんね。


それでは、今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。