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梅雨も明け、これから楽しい夏の本番を迎えます。
この暑い時期に体調を保つためには水分補給がとても大切です。


しかし一言で「水分補給」と言っても、具体的にどのような水分を摂取すればいいのかについてご存知の方は、そこまで多くはないと思います。

私は普段、お茶をいっぱい飲んでいるから、水分補給はバッチリと安心している方もいらっしゃると思いますが、はたしてお茶だけの水分補給で大丈夫なのでしょうか・・・?

今回は、水分補給の際におすすめの水分というテーマで、お茶や通常の水、コーヒーの効果についてもご紹介します。
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水分補給においてお茶は効果があるの?


そもそもなぜ水分補給が必要なのでしょうか。

まず知っておくべき事は、私たちの体の60%は水分でできており、さらに0.9%の塩分濃度が保たれている必要があるという事です。
つまり、じっとしていても汗が出てきてしまうこの夏の時期は、上手に適切な水分補給をしなければ体のコンディションを保つことが出来ないのです。

さらに、飲み物ならばどれを飲んでも水分補給になるとは限りません。

夏に飲む機会が増えるビールなどのアルコール類は、利尿作用が高く水分補給にはなりません。
こうしたアルコール類を飲むときには、脱水を予防するために他の飲料水を別途摂取する必要があるので注意が必要です。


ではお茶ではどうでしょう。

日本人は水を単独で飲むというより、お茶を飲む機会の方が多いと思います。
お茶ならば、ジュースのようにカロリーや糖分を気にせず摂取することができますし、栄養素なども含まれているので、水分補給にむいていると言えます。

「お茶での水分補給」そのものには問題はありません。


しかし、注意しなければいけないのは、お茶にはカフェインが含まれており、その利尿作用によって摂取した水分が出て行ってしまうという側面があるということです。

喉の渇きを潤す程度の日常の水分補給ならばどのお茶でも問題はないのですが、スポーツの時やお風呂上りなど、汗を大量にかいた時にはノンカフェインのお茶を選ばなければなりません。


そこで一番水分補給に適しているお茶が麦茶です。

そもそも麦茶は昔から暑い季節に飲まれてきたお茶ですが、この麦茶にはカフェインが含まれておらず、さらにミネラルも含まれているので、水分補給に適しているといえるでしょう。

ただし、お茶には塩分が入っていないので、水分を補給することは出来ても、体液の濃度が薄まってしまって体調を崩すこともありますので、やはりお茶だけをただ飲んでいればいいというものではないようです。

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水分補給に通常の水やコーヒーを使用した場合の効果とは?


また、水分補給を行う際にコーヒーを用いたり、あるいはミネラルウォーター等の通常の水を飲まれている方もいると思います。

一般的に日常の水分補給に適していると言われている水と、カフェインが含まれるコーヒーとではどのような効果の違いがあるのでしょうか。


まずミネラルウォーター等の通常の水にはカロリーはもちろんありませんし、利尿作用の原因となるカフェインも含まれていません。

このため水分を補給するという目的においては万能なのですが、その一方でお茶と同様、塩分が入っていません。
ですから万能ではあるけれども、運動など大量に汗をかく場合にはあまり向いておらず、塩分を別に摂取する必要があります。

ではどのようなものがいいのか?については以下の記事で解説しているので、興味があれば一度ご覧になってみて下さいね。

※参照:脱水症状に対処できる飲み物は?アクエリアスとポカリスエットの効果も比較!


一方のコーヒーですが、確かに水分ではあるので吸収はします。

しかしコーヒーに含まれているカフェインの利尿作用のせいで、麦茶と同様、せっかく摂取した水分が体外へ出て行ってしまいます。

さらに、カフェインには水分の再吸収を抑制する作用もあるため、飲んだコーヒーの水分だけが外に出ていくのではなく、カフェインが呼び水となってどんどん膀胱に尿を溜め、血中の水分や、ビタミン、ミネラルなども体外に排出されてしまうのです。

ですから、コーヒーなどカフェインを含む飲料は水分補給にはあまりむいていません。

しかし、もちろんコーヒーに含まれている成分で体にいいものもありますので、水分補給目的ではなく、嗜好品の一つとして一日に1杯か2杯程度で楽しむのがいいと思います。

この記事のまとめ


水分補給で使用する飲料はどれがいいのかについてご紹介しました。


アルコール類や通常のお茶、そしてコーヒーは利尿作用が高く、水分補給に利用するものとしては向いていません。

その一方で、通常の水や麦茶はカフェインが含まれていないので水分補給向きと言えますが、塩分が含まれていないので別途摂取する必要があるので、注意が必要です。

利尿作用によって水分が体内から出てしまう点と、塩分の不足によって体内の濃度が薄まって体調不良を招く点に注意したい所ですね。


これから猛暑が続いていきますが、水分が不足してしまうとドロドロ血液や代謝の低下、便秘などの原因になってしまいます。
少ない量をこまめに飲むようにして、しっかりと水分補給をし、暑い夏を乗り切りましょう。

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